スメハラ注意??香りがもたらす効果について

千の恵みキッチンへようこそ✨
管理栄養士のCHIEです。
ごはんの炊ける香り、オレンジを剥いた時の香り、パンが焼ける香りなど
食と香りは、深い関係がありますね。
給食施設で働いていた時は、
出勤時、厨房までの廊下を歩いていると、流れてくる香りで
「あっ、今日は揚げ物だな。」
「今日はカレーだったっけ?」
「そばつゆの鰹節の良い香り~!」など
料理のイメージができました。
又、それと同時に、香りを嗅ぐことで自分の中の「仕事スイッチ」が入りました✨
逆に、厨房内で香りの強い柔軟剤を使っている人がいると、
食べ物と、柔軟剤の人工的な香りが交じり合って、気分が悪くなってしまったり、
新社会人の時、下膳された納豆の食器を洗浄する時の匂いが苦手で
暫く納豆が食べられなかった事もありました💦
今は、スメハラこと
「スメル・ハラスメント」という言葉もありますね。
自分の苦手な香りは、どんなに我慢しても苦手です😓
このように、香りがもたらす効果は大きいと言えます。
いくつか挙げると、
香りがもたらす効果について
食欲との関係
風邪などで鼻が詰まっていると、食べ物の味をほとんど感じませんが、
反対に、好きな食べ物の香りを嗅ぐと、
それだけで空腹感を感じて食欲が湧いてきます。
体内では、好きな食べ物の香りで消化器官の働きを高めることができ、
一方、不快感を感じる香りだと食欲が減退してしまいます。
脳に刺激を与える
五感の中で、直接、脳(海馬)に伝達するのは「嗅覚」だけです。
懐かしい香りを嗅ぐと、昔の香りが蘇ってきたという経験はありませんか?
これは「プルースト効果」と呼ばれています。
最近では、アロマテラピーが認知症の予防・緩和に有効であると示唆され、
様々な研究がされていますね。
香りは、脳を賦活化させると言えます。
心にも深く影響
爽やかな花の香りや、ハーブなどの植物の香りを嗅ぐと
リラックスした気分になります。
これは、香りの刺激を受けた脳が神経伝達物質を分泌している為です。
又、好きな香り、苦手な香りによって
人の気持ちが大きく左右されることもあります。
さいごに
五感のひとつである嗅覚。
香りは、心と身体などに深く影響するのですね😊
我が家では、私が調理をしていると(勿論、キッチンの換気扇はつけているのですが)
夫が黙って、家じゅうの換気扇を回します💧
これは、もしや
「換気扇ハラスメント」?? (゚Д゚;)
いや、確かに匂いが部屋に充満。。。
私が、スメハラを引き起こしていただけでした(笑)
自分にとっては気にならなくても、
他の人からしたら、不快な香りかもしれません。
香りと上手に付き合って、
周りの人も心地よく
そして、食事の美味しさをより一層引き出せるような香りを
私は目指していきたいと思います♬

はじめまして。管理栄養士のCHIEです。
病院、保育園での経験を経て、直営の特養に12年間勤務していました。
夫が転勤族の為、退職して、現在は主に在宅で資格を活かしたお仕事をしています。
2019年に第一子を出産し、現在は育児に奮闘中ですが、いつか趣味のマラソンとフラダンスを再開したいなぁと考えています♪
このブログでは給食施設での経験を活かし、日々の食事や栄養・健康について、また日常の出来事などを紹介していきたいと思います。